うつつ抜かしごつこ


もうだめ

ああもう

爪先まで


- - -


わたしは

からっぽ

だれかで

いっぱい

するしか

しらない

からっぽ

しんくう

ひだりめ

あげるの


- - -


淋しい、と言うより

独りだな、そんな朝

だあれもいないんだ

痛感させられる乱暴

暴力的な錯覚なのか



無知の知と鞭打ち

とても似ているな、と不意に気づいた今なんだ。