2008-03-04 赤いスカーフの純情 verse 真一文字が少しずつほどけて三日月になった歯触りのいいクッキーより優しいきみの笑み粘膜に触れて甘くとけたよ 唇が欲しい一瞬前、春一番でカーテンが翻ってきみがその中に消えたから。この恋は実らないって、同じく翻ったセーラー服の襟が囁いたのが聞こえた うん、わたしもそう思う